2010年06月25日
伯爵からのギフト
この日 " くれない " は、師でもある " 伯爵 " に依頼され・・・ひとりの女性と会う約束になっていた。
その落ち合う相手は・・・ " 封印屋エリン " という、最近巷で評判になっている魔物バスターらしいのだが、
もちろん、彼女とは面識もなく~待ち合わせの手はずなども・・・伯爵サイドでお膳立てされていたのである。
※ 相手に顔をみせたくないかのように、あえて距離をとるくれない・・・その心境の裏にはいったい何が?
破天荒な性格であるくれないであったが、やはりというか・・・流石に伯爵には頭が上がらないのである。
そんな伯爵の頼みとあらば~よほど正当な理由がない限り、そう無碍に断わる訳にはいかないのだ。
約束の時間よりずっと早く、先に到着したくれないは・・・これからのことをいろいろ考えていたのだが、
しかし、待ち合わせの相手であるエリンも、かなり早い時刻に姿をみせるのだった。
くれない 「よぉ~っ、あんたが封印屋のエリンさんって人かい・・・その辺にかけてくれよ。
オレはしがない探偵屋をしてるくれないってもんだが、まぁ今日はただの " お使い " くんだな。」
エリン 「そう、よろしくね…伯爵さまにここへ来るようにご連絡をいただいたの・・・待たせたかしら?」
くれない 「ふっ・・・いいや、まだ予定の時間までいくらもあるさ~じゃ早速、用件に入るとするかな。」
高い場所から降りることもせず、そっけない態度でそそくさと用事を済まそうとするくれないである。
くれない 「わざわざご足労願ったんだが・・・こっちの用件はごく簡単なもんなのさ。
こいつを・・・あんたに直接手渡してくれって、預かってきたんだ・・・ほれ、受け取ってくれ。」
エリン 「あら、もう完成していたのね・・・ありがとう、たしかに受け取ったわ。」
腕を組み深く腰掛けもたれながらエリンは、満足そうにそのアイテムをながめていた。
それは、先が鋭い形状になっていて、その反対側には何かが入るような容器が取り付けられていた。
モデルとなっているのは、刺青をするために使う特別な " 仕掛け針 " といったところであろうか・・・。
くれない 「あんたさ、オレの仲間のひとりによく似てるんだよ・・・なんちゅうか、オーラっていうのかな (謎)
そいつは、重いもの背負ってるんだが~気持ちが強いのさ・・・まぁいわば " 孤高 " って言えばいいのか。
きっと、あんたも同じような性格してんだと思うんだけど、あんまし頑張りすぎないでいいんじゃねぇかな。」
エリン 「ふぅ~ん、そんな風にみえるのね・・・あたしって、・・・ちょっと意外かも w 」
くれない 「じゃ・・・悪いがこれで失礼するよ。。。またな、こ・・・あっ、いや、エリンさん。」
少しバツが悪そうな顔をチラッとみせて、闇探偵くれないは忽然といなくなってしまった。
その場に残ったエリンは、彼がいなくなるまで・・・苦笑いをかみ殺すのにちょっと苦労していたようだった。
エリン 「・・・あれで、励ましてくれてるつもりなのね。。。ふふっ、くれないくんらしいわ。」
伯爵につくってもらった新しい封印のための武器を大事そうに胸に抱き、
本来の姿である " 小紅 " に戻る・・・「封印屋エリン」であった。
小紅 「さぁ、悪さをする魔物さんはいるかしら?・・・この封印屋エリンが退治して差し上げてよ!」
・・・つづく。
ナレーション 「まぁ、何といいますか~封印屋エリンの姿は、これといった優れた変装ではないのですが、
小紅が特殊な能力でもってカモフラージュしているので、実は並大抵のものに見破られる事はありません。
しかし、くれないの場合などは、もう付き合いも長いですし~血の匂いでわかってしまうみたいですよ ^^;
今回のお話は~お土産でもらってきた " 刺青をする道具 " を使ってみたいという気持ちから書きました。
そこに、セブンが帰りマンにウルトラブレスレットを手渡したエピソードをオマージュしてみたり~っ (謎)
内容的には、本編に関係ないものですが、くれないと小紅の特殊なつながりが伺えるお話になってます。
ではでは、またここで・・・この時間に~まったりとお会いすることにいたしましょう w 」
※ たとえ写真は色あせてセピアに染まろうとも、思い出はいつまでも鮮やかに・・・輝き続けるのです!
その落ち合う相手は・・・ " 封印屋エリン " という、最近巷で評判になっている魔物バスターらしいのだが、
もちろん、彼女とは面識もなく~待ち合わせの手はずなども・・・伯爵サイドでお膳立てされていたのである。
※ 相手に顔をみせたくないかのように、あえて距離をとるくれない・・・その心境の裏にはいったい何が?
破天荒な性格であるくれないであったが、やはりというか・・・流石に伯爵には頭が上がらないのである。
そんな伯爵の頼みとあらば~よほど正当な理由がない限り、そう無碍に断わる訳にはいかないのだ。
約束の時間よりずっと早く、先に到着したくれないは・・・これからのことをいろいろ考えていたのだが、
しかし、待ち合わせの相手であるエリンも、かなり早い時刻に姿をみせるのだった。
くれない 「よぉ~っ、あんたが封印屋のエリンさんって人かい・・・その辺にかけてくれよ。
オレはしがない探偵屋をしてるくれないってもんだが、まぁ今日はただの " お使い " くんだな。」
エリン 「そう、よろしくね…伯爵さまにここへ来るようにご連絡をいただいたの・・・待たせたかしら?」
くれない 「ふっ・・・いいや、まだ予定の時間までいくらもあるさ~じゃ早速、用件に入るとするかな。」
高い場所から降りることもせず、そっけない態度でそそくさと用事を済まそうとするくれないである。
くれない 「わざわざご足労願ったんだが・・・こっちの用件はごく簡単なもんなのさ。
こいつを・・・あんたに直接手渡してくれって、預かってきたんだ・・・ほれ、受け取ってくれ。」
エリン 「あら、もう完成していたのね・・・ありがとう、たしかに受け取ったわ。」
腕を組み深く腰掛けもたれながらエリンは、満足そうにそのアイテムをながめていた。
それは、先が鋭い形状になっていて、その反対側には何かが入るような容器が取り付けられていた。
モデルとなっているのは、刺青をするために使う特別な " 仕掛け針 " といったところであろうか・・・。
くれない 「あんたさ、オレの仲間のひとりによく似てるんだよ・・・なんちゅうか、オーラっていうのかな (謎)
そいつは、重いもの背負ってるんだが~気持ちが強いのさ・・・まぁいわば " 孤高 " って言えばいいのか。
きっと、あんたも同じような性格してんだと思うんだけど、あんまし頑張りすぎないでいいんじゃねぇかな。」
エリン 「ふぅ~ん、そんな風にみえるのね・・・あたしって、・・・ちょっと意外かも w 」
くれない 「じゃ・・・悪いがこれで失礼するよ。。。またな、こ・・・あっ、いや、エリンさん。」
少しバツが悪そうな顔をチラッとみせて、闇探偵くれないは忽然といなくなってしまった。
その場に残ったエリンは、彼がいなくなるまで・・・苦笑いをかみ殺すのにちょっと苦労していたようだった。
エリン 「・・・あれで、励ましてくれてるつもりなのね。。。ふふっ、くれないくんらしいわ。」
伯爵につくってもらった新しい封印のための武器を大事そうに胸に抱き、
本来の姿である " 小紅 " に戻る・・・「封印屋エリン」であった。
小紅 「さぁ、悪さをする魔物さんはいるかしら?・・・この封印屋エリンが退治して差し上げてよ!」
・・・つづく。
ナレーション 「まぁ、何といいますか~封印屋エリンの姿は、これといった優れた変装ではないのですが、
小紅が特殊な能力でもってカモフラージュしているので、実は並大抵のものに見破られる事はありません。
しかし、くれないの場合などは、もう付き合いも長いですし~血の匂いでわかってしまうみたいですよ ^^;
今回のお話は~お土産でもらってきた " 刺青をする道具 " を使ってみたいという気持ちから書きました。
そこに、セブンが帰りマンにウルトラブレスレットを手渡したエピソードをオマージュしてみたり~っ (謎)
内容的には、本編に関係ないものですが、くれないと小紅の特殊なつながりが伺えるお話になってます。
ではでは、またここで・・・この時間に~まったりとお会いすることにいたしましょう w 」
※ たとえ写真は色あせてセピアに染まろうとも、思い出はいつまでも鮮やかに・・・輝き続けるのです!
Posted by kurenai at 08:04│Comments(0)
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