2010年07月22日
豹頭の傭兵
俺の職業は " 雇われ傭兵 " ・・まぁ、依頼主のために戦地で仕事するプロの戦闘兵士ってとこだな。
こんな外見もそういう時には役に立つ、えっ、どんなかだって~見ての通り豹頭なのさ、それも…黒ヒョウさ。
いつからこうなのかは俺にも記憶が定かではないのだが~気がついた時には、この姿だったという訳なんだ。
※ 風に誘われるまま・・・いや、まるで何かに呼び寄せられるかの如く、俺はこの港町に辿り着いたのだ。
今度の雇い主はちょっと変わった人で、俺のような " 獣頭 " の戦士を集めたいと考えているらしい。
そんなやつ、そうそういるものかと思いはしたが・・・そこは雇い主の依頼だ、俺は引き受けたのさ。
このSLという世界は広い、いろいろ見た目にも変わったものが多く存在することも確かだしな・・・
これまでは伝説の中だけにその姿をみせた生き物だって、運がよければ出会えることもあるってもんだ。
~がしかし、世の中そんなに甘くなく・・・捜索開始から数ヶ月、俺はまだこれといったやつに会えてなかった。
タイニー種と呼ばれる、かわいい二頭身くらいの獣頭のおチビちゃんはよくいるのだが、
俺みたいなごつい戦士タイプのやつには、いっこうにお目にかかれてないままの日々だったのさ。
※ 中には、綺麗に着飾った獣頭の美女は何人もいたのだけどな、女には危険すぎてお奨めしてない。
そんなかんばしくない状況で、黄昏にまぎれて辿り着いたこの静かな港町、
・・・ちょっとした船の長旅で、さすがに身体も随分なまっていたので、
訓練がてらこの町を、ぶらりぶらりと~探索してみることにしたのさ。
まずは、船にいる時から目をつけていた小高い丘にくくりつけてある気球目指していっきに駆け上る。
この走るって行為は、獣の血が騒ぐというか・・・まぁわかりやすくテンションが上がっていくのさ。
つないである鎖をするするっとよじ登り、さっそうと気球に乗り込んだ。
豹頭の傭兵 「くっ、夕陽が目に沁みて眩しいぜ・・・ん?~どっか遠くで獣の遠吠えが聞こえるようだが?」
よくは見えないが、でっかい工場の屋根の上で・・・何者かが何か叫んでいるようなのだった、
ちょっとここからでは遠すぎて、誰だかまではわからなかったけど~きっと変わった趣味でもあるんだろう。
だが、いつまでもこうやって気球の上でのんびりもしてられない、
すぐにでも次々に捜索したかったのだが、まぁ待て、戦士にも休息は必要だ・・・そういや、小腹も減ったしな。
俺は " 紅茶 " の甘い香りに導かれるように、丘のてっぺんにある広いドーム型のカフェに入った。
さっそく注文を済ませ、1杯目の紅茶を味わうようにすすりながら俺は席に深く腰を沈めた。
店の中には、インターネットが気軽にできるように、数台のノートPCが設置してあった。
何かの手がかりにはなるかな?と思い・・・2杯目の紅茶を待つ間、俺は慣れないネット検索をしてみたのさ。
豹頭の傭兵 「ふっ・・・こんなことで、見つかるなら~そう苦労もしないんだけどな w 」
そんなことをつぶやきながら、ふと顔を上げたその視線の先に・・・やつはいた、そういたのだ!
同じように、ノートPCに向かって器用な手つきで画面の覗き込んでいる身なりのいいがっしりした男・・・
しかし、後姿からでもわかるその首から上には・・・トラだ、虎頭があったのだ~しかも白虎の頭がそこに !?
こちらの気配に気づいたのだろうか、やつはすっと立ち上がりこっちを振り向いたんだ。
豹頭の傭兵 「・・・ついに見つけたぞ、~あ、あんた・・・俺と一緒に来てくれないか?」
トラ執事 「そういうあなた、・・・いったい誰なんですか?」
まぁ・・・だいたいこんな感じだったと思うが、これがあいつと俺の初めての出会いだったのさ。
その後、もうひとりの " 気障なやつ " と出会うことになるんだが~それはまた次回のお話ってことでな ^^;
・・・つづく。
ナレーション 「・・・おぉっ、前回の " トラ執事 " は、今回の為のネタふりでもあったのですなぁ (謎)
いや・・・若干、話にタイムラグがあって何だかなぁ~って " 辻褄 " がアレなんですけども ♪ ←おい!
とりあえずは、あともう1回・・・これ関連の話があるみたいですので~乞ご期待っすね。
また前回と違って " 一人称タイプ " の物語だったので、その辺も戸惑う原因だったかもしれませんが、
何でも思いつきで突き進んでいくので~知らん振りでご了承いただければと思います。 ←やり逃げか?
・・・結局、本編や「メカ・シリーズ」がずっと放置なのですが~いったいどうなってるんでしょうね !?
ではでは・・・またここで、この時間に~まったりとお会いすることにいたしましょう w 」
※ さて、次回に登場するだろう " 気障なやつ " とはいったい何者であろうか~ヒントはもうここに? (謎)
こんな外見もそういう時には役に立つ、えっ、どんなかだって~見ての通り豹頭なのさ、それも…黒ヒョウさ。
いつからこうなのかは俺にも記憶が定かではないのだが~気がついた時には、この姿だったという訳なんだ。
※ 風に誘われるまま・・・いや、まるで何かに呼び寄せられるかの如く、俺はこの港町に辿り着いたのだ。
今度の雇い主はちょっと変わった人で、俺のような " 獣頭 " の戦士を集めたいと考えているらしい。
そんなやつ、そうそういるものかと思いはしたが・・・そこは雇い主の依頼だ、俺は引き受けたのさ。
このSLという世界は広い、いろいろ見た目にも変わったものが多く存在することも確かだしな・・・
これまでは伝説の中だけにその姿をみせた生き物だって、運がよければ出会えることもあるってもんだ。
~がしかし、世の中そんなに甘くなく・・・捜索開始から数ヶ月、俺はまだこれといったやつに会えてなかった。
タイニー種と呼ばれる、かわいい二頭身くらいの獣頭のおチビちゃんはよくいるのだが、
俺みたいなごつい戦士タイプのやつには、いっこうにお目にかかれてないままの日々だったのさ。
※ 中には、綺麗に着飾った獣頭の美女は何人もいたのだけどな、女には危険すぎてお奨めしてない。
そんなかんばしくない状況で、黄昏にまぎれて辿り着いたこの静かな港町、
・・・ちょっとした船の長旅で、さすがに身体も随分なまっていたので、
訓練がてらこの町を、ぶらりぶらりと~探索してみることにしたのさ。
まずは、船にいる時から目をつけていた小高い丘にくくりつけてある気球目指していっきに駆け上る。
この走るって行為は、獣の血が騒ぐというか・・・まぁわかりやすくテンションが上がっていくのさ。
つないである鎖をするするっとよじ登り、さっそうと気球に乗り込んだ。
豹頭の傭兵 「くっ、夕陽が目に沁みて眩しいぜ・・・ん?~どっか遠くで獣の遠吠えが聞こえるようだが?」
よくは見えないが、でっかい工場の屋根の上で・・・何者かが何か叫んでいるようなのだった、
ちょっとここからでは遠すぎて、誰だかまではわからなかったけど~きっと変わった趣味でもあるんだろう。
だが、いつまでもこうやって気球の上でのんびりもしてられない、
すぐにでも次々に捜索したかったのだが、まぁ待て、戦士にも休息は必要だ・・・そういや、小腹も減ったしな。
俺は " 紅茶 " の甘い香りに導かれるように、丘のてっぺんにある広いドーム型のカフェに入った。
さっそく注文を済ませ、1杯目の紅茶を味わうようにすすりながら俺は席に深く腰を沈めた。
店の中には、インターネットが気軽にできるように、数台のノートPCが設置してあった。
何かの手がかりにはなるかな?と思い・・・2杯目の紅茶を待つ間、俺は慣れないネット検索をしてみたのさ。
豹頭の傭兵 「ふっ・・・こんなことで、見つかるなら~そう苦労もしないんだけどな w 」
そんなことをつぶやきながら、ふと顔を上げたその視線の先に・・・やつはいた、そういたのだ!
同じように、ノートPCに向かって器用な手つきで画面の覗き込んでいる身なりのいいがっしりした男・・・
しかし、後姿からでもわかるその首から上には・・・トラだ、虎頭があったのだ~しかも白虎の頭がそこに !?
こちらの気配に気づいたのだろうか、やつはすっと立ち上がりこっちを振り向いたんだ。
豹頭の傭兵 「・・・ついに見つけたぞ、~あ、あんた・・・俺と一緒に来てくれないか?」
トラ執事 「そういうあなた、・・・いったい誰なんですか?」
まぁ・・・だいたいこんな感じだったと思うが、これがあいつと俺の初めての出会いだったのさ。
その後、もうひとりの " 気障なやつ " と出会うことになるんだが~それはまた次回のお話ってことでな ^^;
・・・つづく。
ナレーション 「・・・おぉっ、前回の " トラ執事 " は、今回の為のネタふりでもあったのですなぁ (謎)
いや・・・若干、話にタイムラグがあって何だかなぁ~って " 辻褄 " がアレなんですけども ♪ ←おい!
とりあえずは、あともう1回・・・これ関連の話があるみたいですので~乞ご期待っすね。
また前回と違って " 一人称タイプ " の物語だったので、その辺も戸惑う原因だったかもしれませんが、
何でも思いつきで突き進んでいくので~知らん振りでご了承いただければと思います。 ←やり逃げか?
・・・結局、本編や「メカ・シリーズ」がずっと放置なのですが~いったいどうなってるんでしょうね !?
ではでは・・・またここで、この時間に~まったりとお会いすることにいたしましょう w 」
※ さて、次回に登場するだろう " 気障なやつ " とはいったい何者であろうか~ヒントはもうここに? (謎)
Posted by kurenai at 15:35│Comments(0)
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